胆石

はじめに胆石について整理しておきましょう。

胆石とは、肝臓で作られた胆汁が、胆のうや胆管の中で固まって粒状になり、やがて石のように大きくなったものをいいます。

胆石は存在するだけでは症状がないので、気づいていない人の方が多いですが、実は10人に1人程度は胆石を持っています。

問題になるのは、胆石が大きくなって詰まり、胆汁が流れなくなってしまったときや、炎症や細菌感染が起きた時です。

脂ものを食べた後しばらくして、お腹の右側、みぞおちや背中に圧迫感や鈍痛を感じる場合もあれば、発作的な激痛に襲われる場合もあります。

痛み以外にも、吐き気、食欲低下、だるさなどで病院で検査を受けてみたら、初めて胆石だとわかるということもあります。

超音波検査や画像検査で胆石がみつかれば、大きさや場所によって、薬で溶かす、衝撃波で小さくする、手術で胆のうごと取り出すなどの治療に進みます。

しかしいずれの治療も今ある胆石を小さくしたり取り除いて症状を軽減することはできても、そもそも胆石ができないようにする予防にはなりません。

手術であれば胆のう自体がなくなるので胆石ができることもありませんが、入院して全身麻酔が必要になること、必要な臓器である胆のうを取り除いてしまうことのリスクをよく検討する必要があります。

特に発作的な激痛を経験した方であれば、もう二度とあんな痛みは味わいたくない、薬で時間をかけて溶かしている間に、また発作が起きたらかなわない、という想いが強いのではないでしょうか？

そこで、病院の治療と並行して受けることで、そもそもの胆石を作らない、胆汁が必要十分な量作れて使えるような体質にしていくのが、整体、カイロプラクティックと食事改善によるアプローチなのです。