依存症

依存症とは、何かをやめたい、離れたい、うまくコントロールしたいと思っているのに、やめられない、離れられない、コントロールできない状態で、健康を害したり、生活に支障が出たり、仕事ができなかったりする症状のことです。
本人の意思ではどうしようもないことがほとんどなので、ご家族や周りの方々の協力が必要になります。

依存症といっても種類はさまざまですが、大きく分けて３種類あります。

・物への依存
・行為（プロセス）への依存
・人への依存

の３つです。

物への依存は、アルコール・薬・ドラッグ・たばこ・カフェイン・ダイエットなど・・
行為（プロセス）への依存は、ギャンブル・買い物・インターネット・ゲーム・暴力・自傷行為・仕事・運動・恋愛・セックス・スマホなど・・

人への依存は、親・子供・職場の人・お世話をする人・教祖的な人・カリスマ性のある人など・・

誰でもある程度は、依存しています。依存し依存されるのが常です。

しかし、それが度を越して生活に支障をきたしたり、他人に迷惑をかけるレベルだと、改善が必要になりますよね。

依存の対象は違っていても、根本はほぼ同じです。なのでどの依存であっても、しかるべき方法で対処していけば和らいでいきます。

やめれないほど、その対象に没頭することで心の穴をふさごうというするのが依存症になります。ストレスや孤独感などをさまざまなものよって埋めて「自己治療」しようとしているわけです。

そして、依存している自分を責め続けると、それがストレスになりまた「依存行為」に走るという繰り返しになります。

また、依存の一つには、「共依存」というものもあります。「依存している人のお世話をしたりサポートすることに依存する」状態のことです。

依存者の周りに共依存者がいるとお世話を続けようとするため、依存者が依存し続けさせようと無意識にしてしまいます。なので誰かの必要となりたい、という気持ちが強すぎるのもかえって問題になる場合があります。